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『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』(げきじょうばん かめんライダーでんおうアンドキバ クライマックスでか)は、2008年4月12日より東映系で公開された、特撮テレビドラマシリーズ『仮面ライダーシリーズ』の『仮面ライダー電王』の劇場版作品。 『モモタロスのキバっていくぜ!』と同時上映。 == 概要 == 『仮面ライダーアギト』以降夏か秋に公開されていた同シリーズの劇場版であるが、本作品は「春の仮面ライダー祭」と銘打たれているように春に公開された作品である。元々は劇場公開作品ではなくオリジナルビデオ(東映Vシネマ)として2007年10月頃より企画されていたもの〔『劇場版仮面ライダー電王&キバクライマックス刑事―超ヒーローファイル』内の金田治監督へのインタビューより。後に『仮面ライダーW RETURNS』が初のVシネマ作品となった。〕であり、役者のブログ等でもVシネマ作品として発表されていたが、諸事情により急遽劇場用作品に変更され、テレビ本編最終回終了直後に劇場での公開が発表された。 平成ライダーシリーズでは初となる「テレビでの本放送終了後に製作された作品」であり、タイトルにもあるように、本作品には電王だけではなく、ゲストに近い扱いではあるものの『仮面ライダーキバ』のキャラクターも登場しているクロスオーバー作品であることが特徴となっている。宣伝においても平成ライダー初となる「他作品のライダーとの共演」が強調された〔ただし、これ以前に『仮面ライダー龍騎』の「てれびくん」応募者全員サービスの『ハイパーバトルビデオ』にて仮面ライダー龍騎と仮面ライダーアギトが共演を果たしているため、事実上初というわけではない。〕。その点では新旧ヒーローが共演するスーパー戦隊VSシリーズに近い位置付けであり、『仮面ライダーW』以降の作品で制作されているMOVIE大戦シリーズの先駆けにもなった。ライダーの春映画は本作以降毎年3~5月公開で公開時期の現役ライダーが『仮面ライダーW』を除き客演する形で登場している。 CMでは「事件の謎を追って、22年前にデンライナーが飛ぶ」と説明があったが、実際には現代のみで物語が進み、過去へは終盤諸事情により行くのみである。テレビ本編最終回後のストーリーという設定であるが、侑斗が未だにゼロノスに変身可能である〔これに関してはその後製作された『さらば電王』、『超・電王トリロジー EPISODE RED』、『スーパーヒーロー大戦GP』、『仮面ライダー4号』でも同じことが言える。〕など、描写に多少の矛盾点も存在し、記者会見では監督の金田は「テレビとは多少違うところがある」と発言していた。〔テレまんがヒーローズの漫画版『さらば電王』ではモモタロスがいう「過去に起きた闘い」の一つとして挙げられている。〕本作ではクライマックスフォームが劇場版初登場となる。 公開に先駆け、公開1週間前である2008年4月6日には渋谷C.C.Lemonホールにおいて「電キバ祭り〜最初から最後までキバっていくぜ〜!!」と銘打たれた公開記念イベントが開催されている。このイベントでは出演者によるトークショーや短編作品『モモタロスのキバっていくぜ!』などの上映の他、前年に東映太秦映画村オリジナルで上演されたショーのリニューアル版である『きだ版ライダー絵巻 激突! 電キバVS信長』(脚本・演出:きだつよし)も上演された。 本作はテレビ本編終了後に企画されたものの、当初は具体的な構想が浮かばず「とにかく学園ものや刑事ドラマみたいにしてコントをしたい」というコンセプトで安直に方針が固まったものであり〔「仮面ライダーマガジン(2010年春号)」より。また小林氏のインタビューによると、飲み会での軽い会話で土台ができあがったとのこと。〕、上映館も公開第1週で140館と今までのライダー映画と比較して少なかったが同じ週に公開された映画の中ではランキング1位と好成績を残し、結果として『さらば電王』『超・電王』シリーズと続いていくきっかけとなった〔『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』のディレクターズカット版DVD初回生産版付属の解説書より。〕。 鈴木一馬役に『仮面ライダー剣』の仮面ライダーカリス/相川始役の森本亮司がゲスト出演しており、その息子.鈴木一哉役の村井良大は一年後の『仮面ライダーディケイド』の仮面ライダークウガ/小野寺ユウスケ役でレギュラーを務めることになる。 2010年11月20日放送の『名探偵コナン』第596話「転落のアリバイ」内で本作のポスターを加工したのものが登場した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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